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慈しみと共感のタッチケア。アドバンス研修を開講しました。

更新日:2023年8月6日

タッチケアを用いて支援を行う専門職の方を対象にした全4日間のアドバンス研修を開講しました。

4年ぶり、テキストも全面改訂。毎回これが最後の気持ちでいるため、もりもりの盛りだくさんになってしまいましたが、自分と向き合い、タッチがもつ相互作用や関係性への視点、触れることの意味と理論を、一つ一つ丁寧にワークで実践と検証を行い、ディスカッションを重ねることができました。

ケアとセラピーからの侵襲性と親密性、内受容感覚、蝶形骨、fascia、ポリヴェーガル理論、アタッチメントと内側のリソース、ラヴィングフィールドの構築、バウンダリーとコンパッションまで。

共感と身体、手のもつ力、語り合いは尽きず、忘れがたい美しい時間と場になりました。

同じ場で学ぶクラスの人々との関係性から相乗効果が生まれ、今日、この日、この時だけの経験となる面白さ、ダイナミックさ。

マニアックで優しくて強くて、慈しみに満ちた最高のクラスでした✨

恒例のランチピクニックも復活。

ご参加くださったみなさま、心震えるまなざし、柔らかな声、言葉、タッチと貴重なご経験の惜しみないシェアをありがとうございました。

ケアとセラピー、ファウンデーションとファンクションとスキルの循環をこれからも、ヴェーガルしていきましょうね!



ご受講のみなさまから貴重なお声をいただきました。


許可をしてくださった方の一部をご紹介いたします。


「対面講座はその時の仲間のと空気感で作り上げられていくものだなぁっと改めて思いました。その時に出た疑問に対して、ディスカッションする。脱線して時間内に終わらないことは申し訳ないですが、とても有意義な時間でした。

そして、ペアワークで実際に触れ合うことは理論ではなく、実践から得る学びも大きいことを感じました。」


「ラヴィングタッチケアの講座は何度も受けていますが、その時々で学びが違います。

前回のアドバンスではずっと追い求めてた手はもうすでに自分が持っていたこと、私はこの手をずっと待っていたことに気づきました。今回は私がもらったラヴィングタッチケアを誰かに手渡したい。pay it forward 。これが私の第2章なのかと思いました。学ぶ中で足りない部分は大きいですが、学びの歩みを止めずに一歩一歩着実に進んでいきたいと思います。」


「自己調整力を高める7つの基本ポジションなど解剖生理学を基に根拠をもち触れることで安心してこれからもラヴィングタッチに関わっていくことができると思います。」


「貴重な時間と学びをありがとうございました。 ラヴィングフィールドを瞬時に作り、基礎がいかに大事かを改めて実感しました。

自己とつながる1日目では、まず呼吸数が10とかなり落ち着いた呼吸だったことにまず驚いていました。何年か前だと息が上がって、回数を数えるのもしんどくなる状態だったのが、ラヴィングタッチケアの基礎を学んでから、あいうえおを意識しながら施術してきた事から、徐々に自分自身が安定していってた結果なんだなと思いました。人に触れる時は、穏やかで心地よい私でいられるようになっています。 」


「タイムラインを行き来し触れていくワークでは、数年前苦しい出来事にいる私に、なでなでしている私がいて、今の私がその出来事を思い出しても数年前よりも癒されていた事、未来がとても明るく笑顔な私がいて、そのままの私でいいと言葉をかけていました。2日目では、声から 感情を伝えるタッチケアワークが印象的でした。自分自身で選んだ言葉で声かけされるので、安心した事。そして、今はこんな言葉をかけて欲しかったんだと気付き、繰り返し皆さんから声で触れられると、とても優しく心身を包み込んでくれているようで、勇気がわいてきたり、嬉しくなったり、今の私でいいんだ、と思え嬉しさの涙が溢れてきました。」


「3日目では、日常の動きが、どの感覚受容器なのかをみていくのは、そこから考えてこなかったので面白かったです。今メルケルで、これはルフィニだと普段から楽しめたらより良いタッチにつながるように思いました。また、自分自身の触れる圧の重さが、意外と軽くしていた事に気づけた事と、速度や圧でどこに触れる触れ方になっているのか参考になりました。」


「痛みを和らげるドレーンテクニックをした翌朝、母に痛い時に、「痛かったね、つらいね」と痛みの処置をする前に、まず言って欲しかったんだと、思い出し気付きました。と、同時に左胸辺りが痛くなっていました。なので、4日目で全身のタッチケアのペアワークで、その辺りにタッチしていただくようにすると、スーッと痛みが和らぎ楽になりました。昔から肋間神経痛がある方で、その痛みは、母からその言葉が欲しかったり、何かの気持ちが痛みになっていたのもあったかもしれないと、この時思いました。痛みへのタッチケアから、心情が現れたりし、そこも一緒に癒されるのを実感しました。」


「統合し4日目の最後のワークでは、ペアの方が、「斬新」と何度も言われ、「とても安心感、幸福感がわいてきました」と、笑顔で答えられたのが、嬉しかったです。私もその時、幸福感いっぱいだったからです。アドバンスで学んだ事を活かし、ラヴィングで繋がり、コンパッションを深めタッチケアできるよう、 これからも活動していきます。ありがとうございました。」


「ラヴィングな在り方を自分の土台として意識化していける素晴らしい時間でした。この在り方は、全ての身体からのアプローチにも通じるものであり、全ボディセラピストさんに知っておいてほしいと思いました。また、“ケア”と“セラピー”の違い等、大切な視点を知ることができ、セラピストとして活動していく私の覚悟も新たになりました。タッチケアについて考察する時間は、自分も癒し大切にする貴重な時間でもありました。本当にありがとうございました!」



ラヴィングタッチケア基礎講座は10月開講します。お申し込み受付フォームもオープンしました。



アドバンス講座も11月12月に開講いたします。

ご一緒できますことを楽しみにしています。





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