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心と身体のケアを社会に役立てるための道標 公認心理師試験に思うこと

更新日:2022年8月28日

公認心理師試験、無事合格!2つ目の国家資格になりました。

自己採点で8割取れていたので、大丈夫と思っていたのですが、実際に番号を見ると嬉しさが込み上げました。

「合格祝いやで〜」と家族に連れて行かれた王将で、餃子&ビールで乾杯。美味しかった。


正式に登録するまではまだこの資格名を名乗ることはできません。

国家資格の責任も大きくなりますが、母子支援、発達支援、身体アプローチによる心理支援などを、より広い視野で行えるように、研鑽し、精進します。


人生語りを少し。


高校時代に学んだ哲学から「心」の世界に興味を抱き、発達や心理学、人類学を学びたいと大学に行きました。 進んだ学部は当時としてはかなりユニークで理系と文系がハイブリッドし、人間関係、物質科学、生命科学、計測科学、日本文化、心理学、プログラミング、教育学、社会学などを学ぶいわゆる学際的な、乱暴な表現で言うと「なんでもあり」な学部でした。 引き出しをたくさん持とうとする傾向は、そんな時代からあったのかと思います。


赤ちゃんやこどもたちにたくさんお会いするようになり、保育士資格を取得。

触れている身体についてもっと深めたいとアメリカに赴き、冷凍のご献体での解剖実習に参加しました。

「心とからだのケア」を行うためには、最低限学部レベルの心理学は修めようと大学に再入学し、基礎実験を含む単位を再取得して、認定心理士を取得したのが2015年。 その後も、心理臨床や認知行動療法、ACT、ABAをスーパーバイズを受けつつ学んでいます。 現任者講習会を受けたのはもう3年も前のこと。心理系大学院を卒業していないことで受験を迷っていたのですが、臨床心理士さんに勧められ2年前大学院聴講生となり、今年の受験を決めました。

国試の前日が単位認定試験だったのですが、結果的にこの学びが、国試に役立ちました。

4月に受験の申請をしてからは脇目もふらず、別のSNSで同じ志を持つ方とグループを作り、毎日、バーチャル部屋に集い黙々と勉強しました。 合格発表から一夜明け、お祝いの通知が止まりません。

グループの皆さんはほぼ全員合格の嬉しい日になりました。

自分はどこに向かうのか、と考えます。 今、目の前にいる方、こどもたち、赤ちゃん、一人ひとりに真摯に向き合うための引き出しが欲しい。そして適切なかたへ繋げ、少しでもサポートの手を多くするような連携をしていきたい。今の活動を社会的に役立てたい。研究がしたい。論文を書きたい。そこからつながる大いなる野望に向かっていきたい。

・・と大風呂敷を今日だけは広げさせてください。


試行錯誤しつつ、行きつ戻りつ、悩み苦しみつつ、命ある限りは学びと実践を行いたいです。 これからもよろしくお願いします!




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