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「ほっとひと息カフェ」開催しました 〜不安に寄り添う時間〜

更新日:1 日前

学校に行くことに戸惑いや難しさを感じているお子さんの保護者の方を対象に、

「ほっとひと息カフェ」をゆるやかに開催しています。


平日開催のため、「参加したいけれど予定が合わなくて…」というお声もいただいていますが、

今後しばらくは水曜日の定休日を利用して、無理のない範囲で不定期開催を続けていく予定です。


「不登校」という言葉について、私自身も当事者の一人としてずっと考えてきました。


学びの重要性を大前提にしつつも、そもそも学校という仕組みが、

現代の子どもたちや家族の在り方、社会の変化に即した形にアップデートされないまま

進んできた面もあると感じています。


そして、現代は大人も子どもも、とにかく“忙しすぎる”。

そのことが心のゆとりを奪い、「しんどさ」の背景にあるものを見えにくくしているようにも思います。


今回のカフェのテーマは「不安」でした。

子どもたちが抱える不安には一人ひとり違う形があります。


たとえば、雨に濡れることが怖い子どもは、曇り空を見るだけで外に出たがらないかもしれません。

雷が鳴るかもしれない…という想像が、不安を膨らませるのです。

あるいは、みんなの前で発表することが怖い子どもは、その日が近づくだけで体調を崩したり、

登校を避けようとするかもしれません。


それは「不安システム」がきちんと働いている証でもあります。

「ここは危険かもしれない。ストップ!」と、身体が知らせてくれているのです。

けれどその不安は、時間の経過とともに、避ける対象をどんどん広げてしまう傾向があります。

これはごく自然な反応ですが、日常生活に影響が出るほどになると、

本人にも、支えるご家族にも大きな負担になります。


不安が強い子どもたちは、過去の体験にも、今の状況にも、

そして未来のことにも、たくさんの心配を抱えています。

その姿を見守る保護者の方もまた、不安に飲み込まれそうになることがあります。

今日はそんな「巻き込まれ」についても、少しお話を交わしました。


短い時間ではありましたが、「ここでは安心して話せる」「わかってくれる人がいる」と感じていただけたなら嬉しいです。


次回の開催は【7月16日】を予定しています。

どうぞ、ひと息つきにいらしてくださいね。お待ちしています。


#こころとからだのケアルームつむぎの森

#不登校

#大阪京橋




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