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こどもの発達と脳の機能から子どもへの支援を考える

更新日:2021年2月22日

こどもの発達支援に関わる方や、子育て中のお母さんを対象にした発達講座をオンラインで開講しました。

この講座は、大阪大学大学院、連合小児発達学研究科、こどものこころの発達研究センターと連携し、国内外の最新の研究成果をわかりやすく、教育や子育ての現場に届けることを目的としたプログラムで、わたし自身はこのプログラムによって、新生児からAYA世代のこどもたちへの理解につながり、支援の引き出しが増えました。

先月に続いてのベーシック講座は、脳と発達の科学、こどもの発達心理学、こどもの行動支援学について、乳幼児から思春期のこどもの発達について、さまざまな角度から理解を深めます。



脳科学、臨床、そして子育て、全てをぎゅっと濃縮してまとめた優れたプログラムだと考えています。

「もっと早くに知りたかったー💦」と何度も頭を抱えましたが、いま、今日からできることを行なっていこう、今だからこんなに理解が深まり、共感できるのだ、と気持ちを切り替えています。


少人数でゆっくり、と考えていたら、16名の方が北海道から九州まで日本各地から参加してくださり、看護師や助産師、作業療法士、児童支援員、保育士など、こどもに関わる方とのディスカッションやワークがまるでギフトのように、良い時間になりました。

子どものサポート、子育ては、本当に毎日の小さな行動の積み重ねであり、

子どもの個性、養育者の個性、学校、社会の環境など多様な要因が複雑に重なり合い、

正解が見つけにくい中で、手探りの状態で疲弊している現実があります。


子育ては、自分の中の、1番優しく愛情深い側面にも触れますが、同時に、初めて知る阿修羅の側面にも気づいて、悩んだり落ち込んだり、傷ついたり、どんなお母さん、お父さんにもサポートが必要です。


この講座では子ども自身や子どもを取り巻く環境を多角的な視点から捉える見方に気づくことで、

子どもにとっても、養育者にとっても、現実的な支援の方法を一緒に考える第一歩になると思います。


一人の力はあまりに小さく、諦めそうになる日もありますが、志しを同じくする仲間とともに、ほんの少し、この世界が優しい場所になるよう、できることを探していきたいです。


困っているこどもたち、困っている養育者に、どんな支援ができるのか、行動の問題ではなく、応用行動分析を用いて、行動の機能を分析し、支援の量と質のコントロールまで9時間!一日で一気に駆け抜けました。

最後のクロージングの充実感に浸っています。みなさま、長い時間、ありがとうございました。

雑談や実践のシェアができる場を、今、準備中です。

楽しみにしていてくださいね😊

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