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grace の回復

冬に戻ったような寒い朝。

それでもケアルームの前の公園のしだれ桜は

八分咲きです。


大阪城の周りにはもくれんが多く、

この季節は真っ白な誇り高い花が

透き通るような青空によく映えています。


人々のからだに触れることは

世界を広げ、

小さなつぼみが咲くのを待つことに

似ています。







ライヒの弟子で、

バイオエナジェティックスの創始者である

アレクサンダー・ローエンは

「セラピーの目的はグレイスの回復である」

と述べました。



彼の言うとおり、

あらゆるセラピーは、

grace を取り戻す働きであり、

真のスピリチュアリティの基礎となる

このグレイスの働きこそが、

アロマセラピーやさまざまなボディワークや

サイコセラピーで重要視され、

目的そのものになるのでしょう。




grace


には

柔らかさ

力強さ

美しさ

喜び

思いやり

優しさ

神の恩寵

感謝

祈り

気品

優雅さ



などの意味をすべて内包しています。


からだに触れるとき、

手から伝わるのは

そのからだの持つ感情や思いや

グレイスをどのように失ってきたか、

グレイスを失いながら、バランスをとるために

からだが行ってきたこと・・・


それらが、皮膚の感覚や

骨格の歪みや、



筋肉の不自然な凝りや

緊張を蓄えた関節や

温度や触感や

エネルギーの質の違いから

伝わってきます。


セッションが終わり、

静かに手を離してからも

しばらくの間、その場にとどまり、

感じ続けながら、

グレイスの回復をからだ自身が喜び

光に満たされるのを



ともに喜びます。


健康は「病気」がない状態を意味していません。


「健康」とは

グレイスを表現し、

全体であること

を意味しています。


そしてグレイスを全体性の中で

表現するときには、


かしこさ

変化を受け入れる勇気

直感力


がもたらされます。


グレイスが輝く瞬間に立会い、

からだが語る言葉を

静かに受け止めています・・。

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