つむぎの森通信9月号をお届けします

つむぎの森通信 9月号
こんにちは。
つむぎの森通信9月号をお届けします。
残暑の厳しい日が続いていますが、みなさま、お変わりなくお過ごしでしょうか。
この夏は、大きな地震や大雨など、自然の力を感じる出来事も相次ぎました。
あらためて、日々を無事に過ごせることのありがたさと、もしものときへの備えについて考える機会にもなりました。
みなさま、そしてご家族のみなさまが、どうか健やかにお過ごしでありますように。
〈生きるという営みを味わう〉
「生きるという営みを味わっていこう」
そう決めてから、長い年月が経ちました。
つむぎの森で出会った、たくさんの〈生きる〉みなさまから、これまで本当にたくさんのことを教えていただきました。
人生の大きな節目を前に、これまで出会ってきた方々のことや、いただいた言葉を、折に触れて思い返しています。
そして、ここ数年、何度も考えていることがあります。
それは、
人生とは、「失うもの」とどのように向き合っていくことなのだろう
ということです。
大切な方へのタッチケアを通して、
「ふれること」
「ふれられること」ができる“いま”は、決して当たり前ではないのだと感じます。
手を重ねること。
温もりを感じること。
呼吸を感じること。
そのひとつひとつが、とてもかけがえのない時間です。
一方で、大切な方を失い、もうこの世界では会うことができないという喪失の痛みもあります。
頭ではわかっていても、心はそう簡単には追いつきません。
ふとした瞬間に、その不在をひりひりと感じることがあります。
先日、解剖学者の養老孟司さんを取り上げたNHKスペシャル
『私の往生際 養老孟司が見つめた生と死』
を観ました。
「老い」や「死」という、誰もがやがて向き合うことになるものを、長いあいだ等身大で見つめてこられた養老さん。
番組の中で語られた、喪失についての言葉が、心に残りました。
「感情に関するあれこれを、あえて片付けようと思うからいけない。
傷ができる。
触ると痛い。
放っておくしかないけれど、ときどき触ってしまう。
「痛え!」と言って、まだ傷が残っていることを確認する。
痛くなくなる時がきたら、
心の中に収まるべき、適当な場所が見つかったということなのだろう。」
無理に忘れなくてもいい。
早く立ち直ろうとしなくてもいい。
痛みがあるときには、痛みがあるままに。
いつかその記憶が、心の中のどこかに静かに収まる場所を見つけるまで。
そんなふうに、喪失とともに生きていくこともあるのかもしれないと思いました。
------ 〈旅する本〉プロジェクト
先月から始まった「旅する本」プロジェクト
思っていた以上にたくさんの方に参加していただき、あっという間に本のストックがなくなりました。
ありがとうございます。
本には、不思議な力があります。
ページをめくると、物語の世界へ。
誰かの人生へ。
まだ見ぬ景色へ。
「今ここ」からほんの少し離れて、
ここではないどこかへ、心を旅させる。
読書は、心に小さな余白をつくってくれる時間でもあります。
一冊の本が、誰かの手から誰かの手へ。
つむぎの森を出発した本が、どこまで旅をするのか。
もしかしたら、日本を一周して、いつか地球を一周するかもしれません。
そんな小さな「本の旅」を、みなさんと一緒に楽しめたらと思っています。
「旅する本」への参加方法
・読み終わった文庫本を、1回につき3冊までお持ちください。
・「旅する本」コーナーの本は、おひとり1冊まで自由にお持ち帰りいただけます。
・貸し出しではありません。読み終わった本は、つむぎの森へ戻していただいても、次の方へ手渡していただいても大丈夫です。
旅する本の約束
・本の管理は、つむぎの森では行いません。
・郵送での受け渡しは行っていません。
・つむぎの森へお越しくださる方のみ、ご参加いただけます。
・お持ちいただけるのは、文庫サイズの小説のみです。
あなたが大切に読んだ一冊が、
次の誰かの心をそっとあたためる一冊になりますように。
そして、その本がまた誰かの手へ。
どうぞ、「旅する本」をお楽しみください。
〈手と腕へのタッチケア講座〉
「家族・こども・介護・大切な方への手と腕へのタッチケア講座」
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
講座の様子や、そこでお伝えしたことをブログにまとめました。
よろしければ、ぜひご覧ください。
ご参加くださったみなさまからのアンケートも、お待ちしています。
また練習会などでお会いできますことを、楽しみにしています。
〈11月のご予約受付を開始しました〉
11月のご予約受付を開始しています。
秋から冬へ向かう季節。
少しずつ変化していく心とからだをいたわる時間に、つむぎの森を思い出していただけましたらうれしく思います。
またお目にかかれますことを、楽しみにしています。
〈「つむぎの森通信」についてのお知らせ〉
これまで公式LINEのLINE VOOMを通してお届けしてきた「つむぎの森通信」ですが、10月よりこのサービスが終了となるため、今後はつむぎの森ホームページのブログからお届けすることになりました。
これからも、季節のこと、心とからだのこと、タッチケアのこと、そしてつむぎの森で感じたことなどを綴っていきたいと思います。
引き続き、「つむぎの森通信」を楽しんでいただけましたらうれしいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
まだしばらく暑さが続きそうです。
どうぞ無理をなさらず、ご自身の心とからだの声に耳を傾けながらお過ごしください。
みなさまの毎日に、小さな安心と、ほっとする時間がありますように。
こころとからだのケアルームつむぎの森






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