4月からの2ヶ月で、自ら開催したもの、参加したもの含めてzoomを使ったオンラインでの講座や会議やセッションの回数は35回。この数が多いのか少ないのかわかりませんが、去年はゼロだったことを考えると、オンライン化が一気に加速したことはわかります。
土日はほぼzoom、夜も会議になることも多く、Facebookにもほとんど顔を出せないくらい、なんとも不思議な忙しさでした。
マンツーマンから数百人規模のウェビナー、既知の方ばかりのグループから、初対面の大グループまでさまざまな形態のzoomミーティングに参加して思ったこと。
「オンラインでのセッションや講座は想像以上に伝わる、タッチでさえも。
でも普段と違う何ががとっても疲れる」
今日は心理関係のzoomでのオンライン研修に参加しました。
心の仕事のオンライン化について、認知行動療法や精神分析、応用行動分析やマインドフルネスの立場からそれぞれの専門家のcovid19 の時代のオンラインでの心のケアのあり方について経験を共有する貴重な場になりました。
オンラインでタッチケアの講座をいくつか経験して思ったのが、皮膚感覚を伝えることの難しさ。
タッチには「同時性」と「実在性」という、直接の接触に欠かせない要素が不可欠とされているのですが、たとえ肌に直接触れなくても、「同じ空間に存在する」ことによって、相手の息遣いや衣ずれの音や心臓の拍動や匂いやノンバーバルな情報を無意識レベルで感じて協働調整していく神経システムが、微妙にずれていくことに対して違和感が生じてしまうのです。
たとえば、目の前のカメラにデカデカと映し出された相手の顔、
ミーティングや講義の間中、自分の顔が映し出され、人と話している時の自分の表情を見続ける、
他の参加者の真剣な表情が迫ってくる画面、
ある意味侵襲的な環境での、新奇な体験への適応能力が求められます。
最初は慣れなくて、参加するだけでフラフラでした。
「誰かといながら、一人でいること」が、zoomでは担保されにくいと他のセラピストの方も少なからず感じていると知り安堵しています。
これからも選択肢の一つとしてzoomでのセッションは無視できないものになるのでしょう。
まなざしと声はオンラインでも十分伝わります。
セルフタッチを使えば、暖かさを感じることもできます。
だからこそ、同じ空間に存在し、安全な環境の中での「触れ合い」はますます貴重な経験になりますね。
やる気がまた湧いてきました!
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