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圧問題

執筆者の写真: はやしひろこはやしひろこ

ブログを通してお付き合いをさせていただいている

東京のmegumiさんが、

先日、京都のおばあさまのお見舞いにこられたご縁で、

わざわざつむぎの森を訪れてくださいました。


お互いブログだけのイメージだったのですが、

想像通り、とっても可愛らしいチャーミングな女性

でも看護学校に行くことを決意されただけあって、

強い芯を秘めた魅力的なセラピストさんでした。


megumiさんも、そのときのセッションの様子を

ブログに書いてくださっていますので、

ご紹介させていただきます。

<a href="http://blog.drecom.jp/aromacottage/archive/64">→megumiさんのブログの記事はこちら</a>



さてさて、アロマセラピーでの力加減について、

セラピスト同士集まると、必ず話題にのぼります。

今日もこころから尊敬する大先輩のアロマセラピストさんが

つむぎの森にお越しくださりましたが

施術後はやっぱり圧問題の話題になりました。


クイックや按摩などの「マッサージ」が一般的である日本では、

お客様も「強め」を好まれます。

確かにぐいぐい、ぎゅーぎゅーを希望される方に対して、

顧客満足という点からは、ご希望に沿うようになんとか

手技や手順や力加減に工夫をこらして、

ご満足していただきたいと思います。


わたしも肘を使ったり、腕を使ったり、

母指や関節を使って指圧のようにプッシュしたり、

少し力をいれてきつめにしたり、と

クライアントさんの状況によっては

ピンポイント的に用いることもありますが、

それでも「ぐいぐい」にはなりません。


これはあくまでも、現時点でのわたしの私見ですので、

ぐいぐいが絶対ダメとか、否定するものでは

ありません。

そのお客様にとって必要であるとプロである

セラピストが判断したのであれば、ぐいぐいもぎゅうぎゅうも

必要なことだと思います。


私自身、強めの手技があまり好きではありません。

強めのマッサージだと、身構えてしまい息ができなくなること。

ぐいぐいともみほぐされると、

施術者のリズムに合わせるのが苦しくって

自分のからだを深く感じたり、細胞のひとつひとつが

リラックスして深呼吸するのを感じにくくなること。

その一瞬は、「いたきもちいい」としても、

必ずもみ返しなどで、ますます筋肉の緊張が強まることが

その理由になりますが、東洋医学の考えでは

「強すぎる刺激は体の働きを阻害する」と明確に記されて

いることもあります。

ツボをぐいぐい押すことは逆効果にもなりえます。


操体法という体操があります。

わたしはこの操体法とその背景にある考えが大好きで、

アロマを受けに来られるお客様にも

あまりにもからだの歪みがある場合などは

簡単な操体法をアドバイスしています。

操体法のベースは、「快」の感覚です。

「あ~、いい気持ち」と気持ちのいい方、痛みの無い方へ

ゆっくりと呼吸と一緒にからだを動かすことで、

痛みや歪みのある部分の歪みが、正されていくのです。

それはわずかな動きですし、何よりも「気持ちいい」と

感じる『自分』の感覚が大切になります。



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