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【香りとの対話ワークショップ 〜今この瞬間のわたしと出会う〜】



もし、またつむぎの森を再び開くことができたなら。

そんな願いをこめて、じっくりと温め続けてきたプログラム、「香りとの対話ワークショップ」。

今日はその2回目を無事に開催することができました。


私たち人間は、太古の昔から植物とともに生きてきました。

衣食住はもちろん、医療や癒しの知恵も、すべて植物の恵みとともにあります。

精油(エッセンシャルオイル)は、その名の通り、植物の“本質=エッセンス”が凝縮されたもの。

香りは言葉を超えて、心とからだに静かに確かに届きます。


このワークショップでは、知識や理論ではなく、

「今日」「いま」「このわたし」が香りとどう出会い、どう関わるのか。

その感覚に身を委ねながら、自分自身との内なる対話を深めていきます。


普段、私たちが追いかけている“クロノス=量的な時間”。

でも、香りはその時間の流れをふと止め、

“カイロス=質的な時間”、つまり主観的で内面的な時間へと連れ戻してくれるスイッチのようです。


ひとつひとつの香りと丁寧に向き合うなかで、

「いまのわたし」を支えてくれる香り、励ましてくれる香り、芯となる香りが見つかっていきます。

最後に作り上げた“聖なる香油”でのアノインティング(塗油)は、

まるで静かなお祈りのような時間でした。


嗅覚を持つ生き物として、

私たちは植物のエッセンスと溶け合い、深いところで響き合う力を持っています。


今回のテーマは「現在」。

とどこおっていた想いや感情が、香りに導かれて自然に流れ出し、

ふと、「未来の自分」からそっと差し伸べられる手を感じる瞬間もありました。


ご参加くださったみなさま、足元の悪い中、ありがとうございました!


どうかこの世界に生きるすべての人が、

自分の人生の選択を、自分自身の手で選びとっていけますように。




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