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足りないもの

子どもたちが幼稚園くらいのとき、

わたしが忙しくなったり、

子どもたちがなにか悲しいことや

しんどいことがあったとき

必ず口にしていたのが


「抱っこがたりない!!」


でした。

朝、目覚めが悪いと

「抱っこが足りない!」ので抱っこ


お友達におもちゃをとられると

抱っこ<emoji:m_heart>



いたずらをして、わたしに叱られると

「抱っこがたりませ~ん」と抱っこ



昨日、ベビーマッサージの教室で

お母さんたちに「抱っこはこころの栄養」なんだと

お話ししながら、

ふとそんなことを思い出していました。


ケアルームに来られるお客様は

20代から60代、70代と

様々な年齢層の方なのですが、

お話しをしていると

「抱っこがたりな~い!」と

言葉に出せないことで

自分の思いや感情を閉じ込め、

心身の不調に現れている方が

とても多いことに気がつきます。



摂食障害の少女は

「お母さんにもう少し抱っこしてもらえてたら・・」


うつの女性は

「それでも、抱っこをしてほしかった・・」


パニック障害の年配の女性は

「50年以上も前なのに、

抱っこが少なかったから寂しかったんだって

今頃わかりました」



万病は触れ合いの失敗から起こるのだと

わたしはアロマセラピーの仕事を始めるようになって

確信するようになりました。


アメリカのタッチリサーチ研究所では

タッチがわたしたちの心身に及ぼす作用に

ついて精力的に研究をすすめています。

低体重児をタッチケアすることで

体重が増加し、感染症にかかりにくくなり、

こころが安定して、人とのコミュニケーションも

豊かになります。

なにより、自己肯定感、

自分をありのままに認め、受け入れることを

タッチが助けるのです。


アロマセラピーが、心身に作用するのは

もちろん、植物の優しい香りや薬理成分は不可欠

ですが、

タッチのもたらす作用と、

「抱っこがたりない!」もやもやした気持ちを

解き放つ作用が大きいのかもしれません。



いらいらしたり、

悲しくなったり、

わけもなく切なくなったり、

人と比べて落ち込んだり・・・・



「抱っこが足りない」せいかもしれません。


そんなときは、

自分を責めてしまうよりも、

安心できる人と「抱っこ」です。



何歳になっていても

抱っこは大きなパワーを

与えてくれます。




お母さんの抱っこには及ばないかも

しれませんが

暖かい包み込まれるような

優しいアロマトリートメントも

素敵な抱っこの時間なのかもしれません。

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