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触覚を用いた心地よさの体験

先日のつむぎの森のオンライン再開のお知らせに、たくさんの方からメッセージをいただきました。

本当にありがとうございました。


長い間、ご心配をおかけしてしまいました。

もう、つむぎの森には戻れないかもしれないと覚悟を決めた日もありました。


この間、介護と自身のケアに力を尽くしました。

本を108冊読み、新しい技術のプログラムも継続し、赤ちゃんやこどもへのタッチケアレッスンは継続していました。


ようやく暗い海を泳ぎ切り、柔らかな浜に辿り着き安堵の気持ちとともにつむぎの森をまた笑顔と安心で満たされた森でいたい、と思いを新たにしています。


怒涛のような日々を詳しくお話しすることは控えつつ、そこで得た経験のエッセンスはこれからも役立てていきたいと考えています。


焦りの気持ち、不安、痛み、苦しみの中で、これまで行ってきた触れるケアや香りを用いた心のケアに助けられました。


触れるケアについて、香りについて、そのエッセンスをこちらでも少しずつご紹介していきたいです。


今日は触覚を介した心地よさの体験やポジティブ体験について考えてみたいと思います。


こどもの発達科学研究所で、こども時代の逆境的体験について学んでいます。

これはACE研究といい、アメリカの、主に白人を対象にした研究から多くの人が小児期に逆境的体験を経験しているという驚くような結果が発表されたことに始まります。


トラウマはとても繊細なテーマですので、今日は多くを語りません。

ただ、ACE研究やトラウマや心の働きについて学ぶほどに、タッチケアが「非侵襲性」の安全なケアであると言うことができなくなりました。


施設研修や支援者対象のタッチケア研修でも、「より安全な触れるケア」として、トラウマインフォームドなケアのあり方を考える時間にあてています。


子供時代のネガティブな体験に触れると、触覚を介したケアや治療の重要性が浮かび上がります。


例えば、タッチケアやマッサージなどの身体介入は、心理療法的な要素を持っていると考えられます。

触れられることで心地よさや安心感が生まれ、心身のバランスを整える効果が期待されます。


同様に、ポジティブな体験においても触覚は重要な役割を果たします。

人々との触れ合いや愛情表現は、絆や信頼感を深めることができます。

表情認知とオキシトシンの関係からも、触れ合いは絆を築く上で重要な要素となります。


また、援助者の内的感覚を意識化することも重要です。

身体は触媒として機能し、相手とのつながりを深める手助けをします。

触覚のもつ独自性でもある「一体感」や融合性を高め、親密な関係をもたらします。

だからこそ、境界線の尊重が強く求められます。



さらに、身体-心理-実践家モデルを取り入れることで、タッチケアセラピストがより効果的に働くことができるでしょう。

触れる側のあり方が、触れるケアの場を整え、タッチケアの質を高めます。


ラヴィングタッチケアの土台の「あり方あいうえお」についてはまた次回に



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