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悲しみを強さに変えて

先日、夏休みの娘と一緒に

京都の思文閣美術館へ松谷みよ子展を見に行きました。


美術館は、わたしが英語を習っている

ベニシアのスクールのすぐ近くなので、

午前中は娘も一緒に英語のレッスン♪


娘を見たベニシアは

「ワオ、ヒロコニソックリネ!」と

大歓迎してくれました。

娘は『魔女の宅急便』を読んで

レッスンが終わるのを待ちます。


途中で、ベニシアのハーブガーデンで摘まれた

フレッシュハーブティをいただき、

ハンドメイドのケーキとクッキー。

スイーツ大好きの娘には、

英語の勉強って最高に幸せ!と写ったようです。

はい!英語のお勉強は最高に楽しいです。


松谷みよ子さんは、『ふたりのイーダ』などの

戦争や原爆をテーマにした作品、

『小さいももちゃん』シリーズの童話、

『龍の子太郎』などの民話や伝説を再話・採集し、

それらを下敷きにした作品などで知られる

とても多作な作家。

赤ちゃんが初めて手にとり、大喜びする

『いないいないばあ』も松谷さんの作品です。

わたしもこの絵本が大好き!


松谷さんの作品の展示と

私生活での書簡や写真とともに

作品の背景にせまりますが、

小学生の娘にも作品の持つテーマや

思いは十分に伝わったようで、

食い入るように、見入っていました。


松谷さんは幼いころから本が好きで、

むさぼるように読んでいたそうですが、

まだまだ男尊女卑の風潮が残る時代で

あったにもかかわらず

お母さんがとても良き理解者でした。


わたし自身、ずっと、

誰の言葉かわからないけど

素敵なエピソードだと覚えていた言葉の出典が、

実は松谷さんのお母さんの言葉で

あったことを知りました。

お母さんは本を読む松谷さんに

「女の子は嫁いだら一生台所仕事を

することになる。

今は思い切り本を読みなさい」

といって励ましたそうです。

肝をすえて、

わが子にとって何が一番大切なのか、

時代の流れに乗ることなく、

信念を貫き通すことは、

簡単そうで実際には難しいことです。

わたしも子どもたちに好きなことを

存分にさせてあげたいけれど、

夏休みも後半戦に入ってくると、

本を読んで遊んでばかりなのが気になってきて

今日も朝から

「宿題は~!」になっています。


坪田譲二さんからの手紙には

師としての愛情あふれる言葉がたくさん。

「作品の数が少なくてもいいから

駄作は書くな」と。

手紙はいいですね。

携帯のない時代のコミュニケーションの豊かさ。

松谷さんはこの言葉を胸に、

作品を書き続けてきたそうです。


常に弱いものの目線で、

圧倒的な強者から受ける悲しさに打ちひしがれず

たくましさや、

哀切や人の持つ生きる力を

見つめ続けた作品を改めて読んでいます。


戦争の悲惨さや、

不条理や悲しみをこの日本だけでなく、

世界で繰り返さないために、

わたしたちができること。

わたしたち自身が愛そのものになり

地道に足をつけて丁寧に生きていくこと。


終戦の日に、

満月とともに平和の瞑想を静かに行いました。


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