夏休み。
子どもたちがお母さんお父さんと一緒に来室されます。
赤ちゃん時代にタッチケアを何度か受けてくださったお子さんたちもおられます。
小学生や中学生になり、
成長とともに悩みや心配や不安が出てきて、
一歩踏み出す勇気が持てなかったり、
人との関わりに悩んでしまったり。
大阪という地域性もあるのかもしれませんが、
わたしが子育て真っ只中の時と比べると、
不安や緊張の高いお子さんや
学校生活に馴染むのに時間が必要なお子さんが、
相談したり居場所になる場やサポートの方も増えているなあ、と思います。
支援の制度についても学んできているので、
適切なサポートにつながるように情報をシェアすることも、
民間のケアルームの役割だと考えています。
こどもたちとは、ただ話を聴くこともあれば、
「自分で自分をサポートする方法」について話し合ったり、
感情について話したり、アロマクラフトをつくったり、
プラモやパズルをしたり、塗り絵やオセロやボードゲームをすることもあります。
今日来てくださったお二人は、小学生と高校生。
二人とも絵を描くことを希望されました。
画用紙に、あるアイテムを描いていき出来上がった絵を眺めて、
さまざまな思いを表現し、気持ちの整理をしていきます。
出来上がった絵は、心の風景のようで、
そこに込められた意味について語り、感じていくことで、
知らなかった内側に湧き起こる感情に気づく機会になるのです。
語り合いが終わると、その絵に新たな希望の光が見えることもあります。
なにより、今の自分のモヤモヤが、モヤモヤのままで受け止めていいんだという感覚から、
先に続く未来を感じることもあるのです。
絵を描いたあとは、スッキリした表情で手を振って帰っていかれました。
また、もやもやしたり、心が寂しくなってきたら、話しを聴かせてね。
もしご希望の方がおられましたら、<心のケア>1時間をお選びください。
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