先日、エサレン研究所からティーチャーの
ディーン・マースン先生が来日され
１ｄａｙワークショップを受ける機会がありました。
ディーン先生のワークを受けるのは２回目。
エサレンのビデオにも登場している
ディーン先生は、エサレンマッサージを３０年
行っておられます。
暖かい表情と、そのまま眠りについてしまいそうに
心地良く響く声、愛に満ちたトリートメント、
ファンの方も多く、今回のワークショップも
水戸や愛媛、広島、埼玉、東京と関西以外からの
参加者が目立ちました。
先生に聞きたいことがあったのです。
エッセンス オブ エサレンの時間に
思い切って尋ねてみました。
「わたしたちセラピストはこの手を使い
心で相手のからだに触れることを通して、
こころとからだとスピリットのつながりに
気づくお手伝いをしているが、
セラピストにとってディーン先生が一番大切だと
考えることはなんですか？」
難しい質問です。
抽象的すぎますね。
それでもディーン先生は英語に翻訳された
わたしの言葉を聞き、何度もうなずき、
こんな風に答えてくださいました。
「Take care of yourself!」
愛や思いやり、深い洞察力、
内なる平和、健康、幸せ・・・
どれももちろん大切です。
わざわざ言葉にするまでもなく。
まずあなた自身を大切に扱いなさい
ディーン先生は３０年の間に、
セラピストとして、またティーチャーとして
多くのセラピストを育て、指導されてきました。
深い深い思いを持ち、優れたセラピストが
バーンアウトしていく姿も見てきてこられた
のです。
自分自身を大切に。
セラピストになる方は、相手の痛みを
自分のこととして引き受け、
ともに泣き、ともに悩み、
なんとか支えになろうと、懸命の努力を
される方が多いです。
それはとっても素晴らしいことだけど、
ちょっと待って。
まずは自分のからだの声に耳を傾けることの
大切さを改めて考えました。
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